写真家 大坂寛さん

大坂 寛 シリーズ botanic heart (遠きは花の香り)より
磨りガラスに置かれた花たちは、まるでカメラのピントグラスに写る二次元の姿を見せていた。
それは浮世絵や蒔絵などに見られる平面的遠近方表現に似ており、花を通して自己の内面や生命観を投影した。
撮影に当たっては、画像合成などは一切行わず、色の補正も僅かに留め、心の新鮮さを保つようにした。

カラー、インクジェット顔料、AWA I.J.P. びざん和紙にプリント。
今回のテーマには和紙を色々試したが、インクの乗り、表面の風合い、
手漉きの耳の残る趣など、条件にぴったりであった。紙への染み込みやインク乗りの深みなどは表面加工の調整で可能とのことだが、和紙の風合いを第一に考えれば難しいところであろう。両立しうるインクジェット和紙の更なる開発を期待したい。何れにしても元々モノクロ写真を暗室現像にて作品を造ってきた自分であるが、デジタル写真でもそのオリジナル性をこの(びざん)によって美術館クラスの作品を生める素晴らしい製品であると思う。
http://www.geocities.jp/hiroshiosaka/

 

取材:2010年

アワガミ

AIJP(和紙)を選んだ理由を教えていただけますか?  

大坂氏

他社の色々な和紙を試した結果、御社の和紙がインクの乗り、風合いが良かったからです。

アワガミインクジェットペーパーに出力した大坂寛さんの作品
botanic heart

アワガミ

プリントはどなたが行なっていますか?

大坂氏

自ら行っています。

アワガミ

プリンターの機種、及びインクの種類を教えてください?

大坂氏

プリンタは エプソンPX 7550、顔料インクを使っています。

アワガミ

使用コンピューターとOS、そして使用ソフトウエアを教えてください。

大坂氏

Mac Book Pro OS 10,4,11です。
Nikon D3 にてホワイトバランス調整。
Adobe Photoshop CS にて画像のつなぎ加工をしています。

アワガミインクジェットペーパーに出力した大坂寛さんの作品
botanic heart

 

アワガミ

手漉和紙の「びざん」をお使いいただきましたが、仕上がり感はいかがで したでしょうか?

大坂氏

紙の繊維の風合いが素晴らしいので、インクのしっかり乗った表現は重厚で格調があります。
写真の緻密な描写を表現するには適さないが風格のある描写は作品に力を与えてくれます。
→手漉きインクジェット和紙「びざん」について詳しくはこちらのページをご覧ください

 

アワガミ

出力する際に気をつけた点を教えてください。

大坂氏

インク濃度や色の偏りなど、プリンターでの調整には気を使いました。
和紙の繊維の中まで染み込ませるための調整が必要です。
プリンタのカラー調整から詳細設定で、コントラスト、C,M,Y,の設定調 整など行いました。

 

アワガミ

大坂さんが感じるAIJPの魅力を教えてください。

大坂氏

大手写真メーカーの凡庸な製品とは違い、日本文化の伝統ある和みや素朴な手漉きの質感は、和紙という長い年月にも耐られる丈夫さもあって、私の作品作りには欠かせない製品です。

 

アワガミファクトリーから

大坂 寛さんとは、2008年にはじめてアワガミオンラインストアよりご注文をいただいて以来のおつきあいです。
大坂さんには以来ずっと「びざん」を使っていただいておりますが、毎回「びざん」の素晴しさをお褒めいただき、嬉しいのと同じくらいに「大坂さんをがっかりさせてはいけない。」という思いも感じております。
これからも、どんどんとご活躍される大坂さんに負けぬよう、製品づくりに努めて参りたいと思っております。

大坂寛 写真集「botanic heart」
公式サイトはこちら
http://www.geocities.jp/hiroshiosaka/
ブログはこちら
http://rosso53bianco53.blog129.fc2.com/

アワガミファクトリーオンラインストア担当/山岡陽子

 

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